ショーケース公設試の研究成果による製品化事例のご紹介

23/08/25

金彩友禅×CGで追及する究極美 超極細線で表現した小宇宙

金彩友禅_写真

金彩友禅は、150色以上の多彩な金・銀箔粉を用いる装飾法で京都の着物文化を支える伝統技法です。京都市産業技術研究所ではCGを駆使し手描きでは表現が難しい超極細の流線を描く技術を開発。試作と改良を繰り返し、オーロラをモチーフに小宇宙を表現した図案を作成、光映工芸(株)が独自の金彩友禅により上品かつ豪華な新しい着物に仕上げました。伝統技法と先進技術が掛け合わさり生まれた雅な世界観。それは金彩友禅の新たな挑戦であり、見る人そして着る人の心を魅了します。
※ 振袖(作品名:極光響)

CGの図案制作段階で究極の細い線幅(0.18mm〜1.4mm)を追求。
研究員の緻密な図案から豪華絢爛な着物や帯に仕立て上げる細やかな職人技。両者協働の新しい着物デザインです。

帯(作品名:光流)
超極細の流線が織り成す複雑な模様が美しい逸品。
振袖、訪問着、帯のほか、今後はハンドバッグやネクタイなどの小物にも展開予定。